
居酒屋めぐり
第三十三回 夢酒 みずき(東京都・銀座)
http://musshu-mizuki.seesaa.net/
http://r.gnavi.co.jp/g107800/ (ぐるなび)

いかにも銀座らしいネオン
銀座といえばネオン街・・・・・・いやいや、なんと古いことを。銀座の定義は、高級ブランドショップが立ち並ぶ大人の街・・・・・・待ってください、ユニクロ、H&Mなど、銀座はカジュアルなファッションの流行発信地・・・・・・いえいえ、忘れてはならないのが、銀座は伝統を保持し続けている東京の顔・・・・・・ 銀座を語ろうとすれば何行あっても足りません。ただ、間違いないのは、銀座に行けば、美味しいものに必ず出会えるということ。これは確実です。 でも、お酒と食事の両方ともが素晴らしいお店は、銀座とはいえ、そうそう簡単に見つけられるものではありませんよね。でも、これがあるんです。銀座にオープンして9年目を迎え、いつもフレッシュ、それでいて、ますます充実のジャパニーズ・サケ・ダイニング「夢酒 みずき」が今回のお店です。

酒ソムリエの森氏と井本会長
獺祭ナイト
この日から、“獺祭ナイト”週間がはじまっていたとは知りませんでした。 お店の外も中も、獺祭の文字であふれています。お座敷、テーブル席の壁、廊下、清潔な洗面室にまで!嬉しい驚きに浸りつつ、カウンターを含めて全64席ある広い店内、一番奥のテーブル席に案内していただきました。

入り口の“獺祭NIGHT”
目立ってます

店長の山崎さんもオススメ
さあ、どの『獺祭』からいきましょうか。オススメのメニューに“ふぐの昆布〆め”を見つけ、ここはやっぱり『獺祭 純米大吟醸 二割三分』からいただくことにします。 馥郁とした香りとともに、すっと口の中にお酒の味わいが広がる瞬間、日常から3センチぐらい、からだがフワッと宙に浮き立つような感覚に襲われます。その幸福感に、ふぐの甘み、コクが加わって、もう初っ端からノックアウトです。

ふぐの食感が生きてます

お通しは根三つ葉のおひたしと
中華クラゲ
「夢酒みずき」には、旬を取り入れたお料理が、各種取り揃えてあります。情報は店内のみならず、随時、ホームページやぐるなびに更新されるので要チェック。何をいただこうか大いに迷うところですが、やっぱり定番ははずせません。ということで、『獺祭』が醸されている岩国で取れるレンコンのもちもちさを生かした、“岩国レンコンのアンチョビ・ガーリック和え”と、“だし巻き玉子”をいただくことに。お酒は、三割九分と45をお料理に合わせて飲み比べてみました。やさしい味のだし巻き卵には、三割九分。レンコンには45がいいかも。とはいえ、好みは人それぞれ、どちらも美味しいと言ってしまいましょうか。

もちもち、サクサク、
お味もいいです

人気ナンバー1の、
ふんわり甘いだし巻き卵

みずきの二人娘
徳永さんとほたるさん
蟹コロッケを日本一、世界一に!
「夢酒みずき」でのクライマックスは、なんと言っても“蟹コロッケ”です! 木箱にそっとくるまって、まるでケーキが入っているかのような心憎い演出がワクワク感を誘います。ソースは必要ありません。なにしろ北海道産のタラバガニをぜいたくに使っていますから、香りの良さは格別。口の中にダイレクトに蟹の味が広がるとともに、独特の感触をじっくり楽しめる量感は最高です。日本一の蟹コロッケを目指しているとのこと。もうすでにその領域か・・・・・・いえいえ、もっと先を目指していただきましょう。『獺祭』が日本一、否、世界一のお酒を目指しているように。 それにしても旨い!『獺祭 発泡にごり』を飲みたくなってしまいました。

こんな木箱が運ばれてきます

ぎっしり詰まったタラバ蟹!
お客さまに感動のびっくりを
「夢酒みずき」に、これからどういうお店にしていきたいかをお聞きしました。
第一に・・・・・・お客さまを、驚かせたい。それは感動のびっくりでなければいけない。
第二に・・・・・・日本一、すなわち世界一の地酒を提供するお店になりたい。それはすなわち、そのお酒に匹敵するクォリティを持つ料理を提供する店となるということである。
なんと素晴らしい。「夢酒みずき」のこれからが大いに楽しみです。酒ソムリエの森さん、『獺祭』は、一口飲んでグラスをテーブルに置こうとして、また口にそのグラスを持っていきたくなるようなお酒であると表現しました。
・・・・・・美味しい。えっ・・・・・・これ、ほんとに美味しい・・・・・・
インパクトに頼らず、実感として湧き起こってくる感動がある・・・・・・そんな感じでしょうか。
「夢酒みずき」も、そんなお店です。

〆のおにぎり
お米が光ってます

『獺祭』気に入っていただきました!
今夜も素晴らしいお酒とお料理に出会える幸せに感謝して、乾杯!
蔵元の蛇足
いかがでしたでしょう? 大平由美もベタ誉めでしたね。実はこの夢酒グループの開発部長である森さんとはいろんなところで遭遇することが多いんです。いつぞやは、深夜のニューヨークの71丁目、タクシーを降りた私のすぐあとにもう一台のタクシーが停まり、中から大男が。怖いですねぇ。よく見れば、森さんでした。
どうやら同じ店を目指して降りたようです。(残念ながら閉店してしまいましたが根強い人気のあった酒バーSAKEHANA) 私は売り込み。森さんは業態調査。お互いに奇遇にびっくりしたものです。
その頃の森さんの努力があの霞が関の「W」のインテリアに垣間見えます。やっぱり彼の開店する店を見ていると、日本酒も良い酒をセレクト、料理も美味しく、決して勘定は高すぎず、しかもインテリアもお洒落、これだけそろえば繁盛するのが当たり前。当たり前のことを当たり前にやる森さんに・夢酒グループに一呼吸遅れですが、私も乾杯。







