大平由美の居酒屋めぐり

居酒屋めぐり

第十五回 『首里乃家』 東京都(国分寺)

更新日:2008.08.10|居酒屋めぐり|

首里乃家HPは ⇒ http://kokubunji.shop-info.com/syuri/(国分寺ショッピング情報より)

店長は『獺祭』ファン
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見てください。
『獺祭』の並びを!

沖縄料理といえば泡盛……もしや、今回は『獺祭』についてではない のだろうかと不審に思われている皆様へ。 「首里乃家」には、驚くなかれ、5種類もの『獺祭』が揃っています。 修業時代、初めて『獺祭』を飲んでその美味しさに感動したという店長の 森川さんは、自分のお店を持つときは絶対に『獺祭』を置くと決めたそうで す。そして、ついに平成19年の夏、「首里乃家」をオープン。数多ある泡 盛やカクテルの中に、日本酒といえば『獺祭』だけというユニークなお酒の ライン・アップを構成されました。 同じ『獺祭』ファンとして、素晴らしいの一語に尽きます。

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店頭に立つ森川店長
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素材感のある看板

 

てぃーあんだ(手塩にかけて)
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青ブダイのお刺身は、
ちょっと不思議な感じ

角地の一階にあるせいで穏やかに外光が入る店内には、 沖縄らしい食材と置物などが空間を置いて飾られており、落ち 着いた雰囲気です。ひとまずオリオンビールで喉を潤してから、 『獺祭』を端から飲み倒すことに。『獺祭・発泡にごり』『獺祭・磨 き二割三分』とともに、3種類の味が楽しめる焼きソーキ、イラブ チャー(青ブダイ)と島ダコの刺し盛り、ミミガー、ラフテー、島らっ きょうに海ぶどうと、オススメ料理をがんがん持ってきていただ きました。

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にごりは濃い目の味つけの
お料理にもピッタリ
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ゆず胡椒、カレー、甘辛と
多様の味が楽しめる焼きソーキ
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飲めば幸せ。
二割三分です

ゆっくりと手間ひまかけ、加工品などは使わずに手作りで仕上げるのがポリシー。沖縄の言葉 “てぃーあんだ”は、そんな店長の姿勢をズバリ表現していて、“すろーふーど”、“手作り”ととも に、「首里乃家」の3大テーマです。 新鮮で味わい豊かな沖縄の滋味あふれるお料理は、やはり最高の志と技術と時間をかけた『 獺祭』と、まるで惹き合うようにピッタリなのでした。 あー、幸せ。

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極旨のラフテー
油っぽさ皆無です
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つぶつぶ感がたまりません、
海ぶどう
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夏野菜の天ぷらは、
発泡にごりと

 

やわらかさの秘密

今まで訪れた沖縄料理店と「首里乃家」の違いは、味のやわらかさにあるとわたしは思いました。 素材とじっくり向き合い、それぞれが持つ本来の味を引き出すためには決して急がないこと。調味料 に頼らないこと。(化学調味料は一切、使いません!) それが、やわらかな味わいの秘密の素です。 暑さの厳しい国々ではスパイシーな料理が好まれがちです。沖縄料理も然りで、わたしの頭の中で は、沖縄料理=味が濃いという公式が成り立っていました。その思い込みを覆してくれた「首里乃家」 のお料理のどれもこれもに、新しい発見がありました。お芋にお出しや椎茸などを混ぜた“どーるわか しー”という素朴な田舎料理こそ、このお店の真骨頂と感じ入りながら、食べては飲み、また食べては 飲み……。 シークワーサーのカクテルをはさみ、『獺祭・磨き三割九分』『獺祭・磨き50』と、お酒のペースは衰え 知らず。国分寺から我が家までの帰路の心配など、完全に吹っ飛んでしまいました。

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すろーふーどを代表する
どぅーるわかしー
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しこしこした縮れ麺が美味しい
ソーキそば
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黒糖アイスと紅芋のアイス
お茶も充実の9種類

 

・・・・・・病
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雰囲気のある店内で
キビキビ働くスタッフの方

100歳以上の高齢者比率が13年連続全国トップの沖縄県。驚くのはそれだけではありません。 その方々のうち、介護を受けていない人の割合はなんと8割!地域の支えがあるのはもちろんで すが、豊かな自然、バランスの取れた食事、そして個々に強く持つ自立心が、沖縄の人々が健康 にして長寿でいられるの秘訣だとか。 そんな沖縄に惚れこんだ森川さんは、自分自身を沖縄病にかかっていると表しましたが、付け加え させていただけるなら、獺祭病にもかかっていますね。 どうかお大事に。 ゴーヤチャンプルーなど、食べ逃したメニューの制覇を、次回は目指します。

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もちろん泡盛も充実しています
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出迎え、そして見送ってくれて
いるかのようなシーサー

お得なランチも狙い目ですが、ゆっくりたっぷり “てぃーあんだ”の雰囲気を感じたいなら、断然、 夜がオススメです。残業してからでも大丈夫。 なにしろ、閉店は深夜1時なのですから。

おいしいお酒とお料理をいただく幸せに心から感謝して、乾杯!

蔵元の蛇足

うーん、帰路の心配なんか、完全に吹っ飛んだ飲みっぷりですねぇ。大体、漏れ聞いたところによりますと、 紹介者兼当日の同伴者は酒席で一緒になることも多いあのM夫妻ですから、そりゃ、相手にとって不足は 無かったでしょう。この流石の飲みっぷりも納得です。

実はM夫妻はよく存じ上げているんで、気を使った作者からはお誘いを受けたんですが、野暮用で行けな かったんですよ。残念。Mさん、大平さん、また今度、誘ってください。

(蔵元 桜井博志 記)

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