大平由美の居酒屋めぐり

居酒屋めぐり

特別編 イヴのイヴ・聖夜の『獺祭』パーティ物語

更新日:2007.12.06|居酒屋めぐり|

2007年12月24日、クリスマス・イヴの遅い朝、一通のメールが 届いたことを知らせる音がポロロンと響きました。 前夜の酔いが、体や頭にまだ少し甘やかに残っているのを感じ ながら、コーヒー片手にパソコンの前に行き、そのメールを 開きました……

おはよう。昨夜はありがとう。ホント、行ってよかった。最初はね、迷ってたの。 ワインやシャンパンは好きだけど、日本酒はイマイチ苦手だったから。悪酔いするし 匂いも気になるし・・・でも、そう思い込んでただけみたい。何より、パーティが 楽しかった。
たくさん写真撮ったから、いいものを送るね。 新しいビルの一階にあるお店って聞いたから、迷うかもって心配したけど、すぐ分か った。大きな・・・看板、ううん、のぼり(?)みたいなものが虎ノ門から歩いてす ぐに見えたから。お酒の一升瓶も、あんなふうにズラーッと並ぶと、カッコいいのね。

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写真差出人欄は番号のみ。誰からだろう…と、思いを巡らせました。 旭酒造が今年、初めて企画した、聖夜にごりで乾杯をし、二割 三分だけを飲むクリスマスパーティを、わたしは何人かの知人 に知らせていました。『獺祭・二割三分聖夜にごり』は、クリ スマスの時期限定のスペシャルなお酒で、日本酒の概念を覆す インパクトを持っていると常々思っていたので、日ごろ、日本 酒を敬遠している知人たちに、ぜひ飲んでほしかったのです。 霞ヶ関に新しく出来た、

“SAKE bistro W” http://r.gnavi.co.jp/g107806/

というお店もオシャレで理想的。楽しんでもらえる自信がありました。

シャンパングラスに注がれシュワシュワしてるきれいな飲み物が日本酒だなんて、 ビックリ。飲んでみたらもっとビックリしちゃった。なんて表現したらいいのか言葉 が見つからないくらい。華やかな香りでいい気分になって、飲んでみたらやわらかい 泡が、ほんわかした甘さを包んでいて優しい気持ちになって、飲み終わったらスーッ として、その後、体中に余韻が広がってきて・・・ねえ、これって日本酒???しか も、熟成の生ハムに合うなんて。何杯か夢中で飲んだらポッとなって肩の力が抜けち ゃった。そしたら、ひとりで来ていたわたしに、隣のテーブルにいた人たちが声をか けてくれたの。着物が似合う大人の女性。知ってると思うけど、わたしってあんまり 社交的じゃないでしょ。でも、そこでは初めて会った人たちと自然と話ができた。そ れも和やかに。不思議だった。

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お着物の女性は五名いらっしゃいました。あらかじめ、蔵元から白い服を着てきた女性には プレゼントがありますと告知されていたので白が基調の服の人が多く、皆様、とってもオシャレで、 酒蔵主催の飲み会や利き酒会という雰囲気とは、確かに違う空間だったと思います。

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わたしも白い服を着ていったおかげで、酒粕石けんをゲット! 純米吟醸の酒粕を練りこんだ無添加の石けんなんですってね。 今朝、さっそく使っちゃった。色白できめ細かい肌になったら、 バレンタインデーまでに新しい彼が見つかるかも。っていうより、 別れた彼から、“オレが悪かった。やり直そう”、なんて言われ たりして。あ、ゴメン。気にしないで。もう落ち込んでないから。 だって、ひとりでパーティ行って(それも日本酒の!)、壁の花 にならずにいろいろな人と名刺交換したり、また一緒に飲みまし ょうなんて展開になるなんて思いもよらなかったもの。自分の新 たな一面を発見した感じ。これもイヴイヴ・パーティのおかげで す。え、褒め過ぎ? うーん、ケチつけるところ、あったかなあ。シャンパンタイプの 次に出てきた二割三分のお酒もするする飲めて、お刺身にも鴨の ステーキにもオッケーだった。イベリコ豚のしゃぶしゃぶも絶品。 あっ、そうそう、途中でゲームがあったでしょ。サンタとトナカ イ、どっちが勝つかっていう。わたし、トナカイに賭けたのに引 き分けだったから、プレゼントがもらえなかった。文句があると したらそれだけかな。 まあ、わたしの予想がハズレたってだけなんだけど(苦笑)。

カップルで、グループで、おひとりでと、様々なお客様がいらっしゃいましたが、 皆様、和気藹々とお酒と食事、そして語らいを楽しんでいらっしゃいました。酔い どれサンタ姿がピッタリの桜井社長と、赤鼻ならぬ赤ら顔のトナカイに扮した常務 との親子対決は見ものでした。ドローに賭けたお客様、おめでとうございました。 プレゼントでお渡しした、獺祭の大吟醸を遠心分離機で絞った際に取れる酒粕は、 炙ると最高の肴になります。顔にパックするのもオススメ。もちもちのお肌になりますよ。

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来年もこのパーティがあるなら、絶対に参加します。彼氏作って カップルで行くから楽しみにしててね(ハッピー!)。またひとりっ ていう可能性も・・・(泣)。今年はなかったけど、ベスト・ドレ ッサー賞があったらいいな。狙います! メニューもどんな風に変わるんだろう。ゲームやプレゼント・タイ ム…いろいろな人たちとの新しい出会いや再会もありそう…。 そんなこんなを想像しながら、夜の霞ヶ関をしばらく散歩したので した。

写真メールを最後まで読んでも、差出人が誰かは、結局、分かりませ んでした。撮影した写真の中にもこのメールをくださるような 人は見つけられず、さらに、お礼の返信メールも宛先不明で戻っ てきてしまいました。 ……あなたは、イヴをひとりで過ごしたくなくて、でもそそっか しいから、一日間違えて、イブイブ・パーティに紛れ込んでしま った妖精……そう考えることにしましょうか。 さて、2008年の12月23日にパーティが行われるとしたら、 今回よりもさらに楽しいイベントになることでしょう。 『獺祭』ですから。 酒と食の驚きのマッチング、心から皆様をおもてなしする演出に 加え、お酒の味も進化するに違いありません。 『獺祭』ですから。 期待して、待っていてください。『聖夜にごり』で乾杯しましょう。

 

蔵元の蛇足

いかがでしょう。このパーティが成功したとすれば参加者に尽きると思います。こんなにフレンドリーで 素敵な人が集まればそれだけで大成功。但し、反省点を言えば、まだまだ『かっこいい和』が足りなか った。せっかく「獺祭」の蔵元が主催するクリスマスパーティですからもっともっと、こんなに『和』って かっこいいんだ」といわせる『和』の盛り込みが足りなかった。(すいません。満足するという事を知らな いもんですから)

今年もイブのイブ12月23日に開催する予定です。今からスケジュールに星印を。

(蔵元 桜井博志 記)

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