大平由美の居酒屋めぐり

居酒屋めぐり

第三十七回 福の花・目黒店 (東京・目黒)

更新日:2010.10.08|居酒屋めぐり|

http://r.gnavi.co.jp/g330003/(ぐるなびより)

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山口県の食材と地酒が目印!

今年は、猛烈な暑さが長く長く続いた夏のせいで、秋が旬のサンマが不漁。目黒のサンマ祭りはどうなるかと心配されましたが、地元の人々の力で大盛況だったそうです。伝統の重さを感じます。そう、目黒といえばサンマ・・・・・・だけではないんです。山口県の美味しい名産品の数々をリーズナブルに楽しめる居酒屋があるんです。それも『獺祭』とともに!今回は、現在、都心に10店舗展開している居酒屋チェーン店の「炭火串焼きと旬野菜 福の花」目黒店にお伺いしました。

 

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右手の階段から地下へ
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お酒への気合いが伝わってくる玄関前

 

『獺祭』がズラリ

嬉しいことに、東京のフランチャイズの居酒屋さんでも、去年あたりから『獺祭・純米大吟醸50』はそこここでメニューに載るようになりました。しかししかし、「福の花」は山口県出身の社長さんが展開しているお店だけあって、その品揃えは特筆ものです。とはいえ、お酒に関しては各店舗ごとの店長さんに仕入れが任されているとのこと。さあ、みなさん、まずはぐるなびをクリックしてビックリしてください。な・な・なんと、飲み放題に『獺祭』が含まれているではありませんか!日本酒党・獺祭ファン垂涎のコースがクーポン使用で4千円!わたしも動員をかければよかった・・・・・・。それは次回を期すことにして、この日は『獺祭・夏仕込み しぼりたて』という、獺祭にしては珍しい、三割九分の生酒からはじめました。

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感動・驚嘆のメニュー
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野菜の籠盛り 好きなものを選びます
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夏仕込みの一升瓶!グラスでいただきます

 

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白イカ、まぐろ、メダイの刺し盛

店内は、カップルやご家族でくつろげる個室、おひとりさまも楽しめるカウンター、仕事帰りのお仲間同士、またはグループで盛り上がれるスペースなど、シーンによって使い分けられる造りなのでとっても便利。どんな場合でも、店長をはじめ、きびきびとしたスタッフの方たちの対応が居心地のよさを演出してくれます。わたしは、こじんまりして落ち着くテーブル席につき、まず山口県から直送された白イカをはじめとしたお刺身の盛り合わせをいただきました。テーブルには普通のおしょう油と、萩のおしょう油(少し甘口の生醤油)があるのでお好みでどうぞ。ふんわりした香りの『獺祭 夏仕込み』、味はフレッシュできれいな余韻が残ります。白イカの繊細な甘さとよく合って、夏の疲れがふうっと消えていくようでした。

山口の食 新発見!
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あんこうの唐揚げ
お酒は獺祭のおりがらみ

三方を海に囲まれた山口県、海の幸はふんだんにあります。有名なところで言えば、第一にふぐでしょう。夏場のおこぜも素晴らしい。それ以外にも、知らないお魚があれこれと・・・・・・。その中から、スズキ目ヒメジ科、萩の宝石と言われている“金太郎”と、平太郎(こちらはオキヒイラギ)をいただくことにしました。金太郎は小ぶりですが、ぷっくりとした白身が舌触りやわらかで、日本酒の味を引き立てるような旨味があります。一方、さらに小さい平太郎は、香ばしいかおりを楽しんでから丸ごと食べると、ほんのりした適度な苦味がまず口の中に広がり、これまたお酒が進んでしまう。とどめは、あんこうの唐揚げ。吉野店長がお酒用の専用冷蔵庫にとっておいたという『獺祭 純米大吟醸 50・遠心分離』のおりがらみをお願いしました。蔵から春に届いたものを寝かせておいたとのこと。あー、幸せ。入りやすく、わいわい出来て、リーズナブル。それでいて、こだわりの食材とお酒を気軽にいただけることほど素晴らしいことはありませんよね。

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金太郎です
瀬戸内海の香りがしました
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平太郎
丸ごと食べて、たっぷりカルシウム

 

もっと山口!

お食事は、「福の花」自慢の山口郷土料理の瓦そばです。明治時代初期に起きた西南の役で、熊本城を包囲した薩摩軍の兵士が、瓦の上で肉や野菜を焼いて食べていたという言い伝えがあり、そこからできたお料理だそうです。茶そばに錦糸玉子という組み合わせがユニーク。もみじおろしを加えてレモンをしぼり、甘いタレでどうぞ。戦うエネルギーが湧いてくる感じです。
そして、〆は獺祭ケーキ。お店に置いてあるのを見つけたのは初めてです。獺祭の香りがする甘さ控えめのしっとりしたケーキ。大好物なのですが、東京で売っている場所も場合も滅多にないので、それはそれは“嬉しいビックリ”でした。

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ジューシーな長州地どりのもも焼き
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オススメの板わさ
美味しくて安いっ!
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初体験の瓦そば
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獺祭ケーキ
辛党も気に入る味です

 

文中でご紹介した吉野店長は、わたしが伺った翌週には五反田店に移動されたそうです。お酒の品揃えは各店長の裁量とのことですから、今後、五反田店にも『獺祭』がズラリと並ぶかもしれません。期待を込めて。

今夜も素晴らしいお酒とお料理に出会える幸せに感謝して、乾杯!

 

蔵元の蛇足

いかがでしたでしょう。でも、獺祭・飲み放題4000円は本当に安い。うーん、本当に合うんだろうか? 獺祭を飲むと、量(はか)の行く人が多いからねぇ。うちの酒を出すパーティーをする時、大体一人4合で計算します。すると、飲食店さんが、「経験からしてそんなに飲むわけない」と言われます。でも、「お開き」になってみるとみんなぺろりと飲んでしまってる。

そんな経験をしていますから、ちょっと心配になってしまいます。お勧めするのが何かお店に悪いような・・・・・えーいっ、腕(肝臓?)に覚えのある方、是非、挑戦をお勧めします。でも、赤字になりすぎて店がつぶれてしまわないように・・・・・。しかし、心配だ。

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