前々回の蔵元日記(https://www.asahishuzo.ne.jp/diary/004634.html)を読んだ方からこんなお便りをいただきました。

(以下から始まります)

蔵元日記を読んで、、、

 「一日一合」で「一期一会」

私は獺祭の180m瓶を何本か、丁寧に洗いへ乾燥させています。

新しい獺祭を開けたら、3本の小瓶にすり切りまで酒を入れ冷蔵庫で保管します。風味の劣化を防ぎ美味しく飲む為ですが、少なくとも私はそう感じます。

最初の日は残った瓶から美味しく飲み、足りないようであれば小瓶から飲みます。その時グラスも変えた方がベターですが、まあそれはそう感じた時に。

家では「一日一合」が基本、ひと口ずつ美味しく頂戴します。日によっておかずが違いますし、気候や季節も変わりますので、野菜を試したりチーズと合わせたりしながら、すぐ眠くなる家飲みを楽しく飲んでおります。「一期一会」で新鮮な気持ちになります。

美味しい酒を飲む、これはとても大切ですが、「酒を美味しく飲む」ことも良いよなと思います。食べ物の好みが千差万別なように、それぞれの方が好きな飲み方、食べ方、組み合わせをお考えになれば良いし、これはどうかな、あれはどうかな、と考える時からわくわく感が始まります。

誰と飲むか、どんな音楽を聴きながら飲むか、これも大切です。コロナ禍でめっきり外飲みが減りましたので、家飲みをどうやって楽しむか、これは知恵の出しどころだと思います。

文字通り新鮮に生きる時間を過ごす為に、新生獺祭を飲む。養命酒や薬のイメージは無く、ひと口ひと口が美味しく飲めます。

東京の一飲み手の楽しみ方です。皆様のご参考になれば。

(以上です)

と、いうことです。ちょっと達人コメントですね。美味しい酒も大事ですが、「いかに美味しく飲むか」、人生の達人ですね。人生は楽しまなければ勿体無い。