大平由美の居酒屋めぐり

居酒屋めぐり

第十七回 『musmus』 東京都(丸の内)

更新日:2008.11.11|居酒屋めぐり|

musmus HPは ⇒ http://www.musmus.jp/

秋になって、ウォーキングの流行にわたしもはまりつつあります。家 からおよそ1時間、スニーカーでずんずんと歩いていき、“ああ、もっ とオシャレをしてくるんだった”と後悔の念にとらわれる街こそ、丸の 内です。最近の丸の内はファッショナブルで大人っぽく、時代に合わせ た変化のある新鮮な空間となっています。それと同時に、どこか懐かし く、ノスタルジーを感じさせる街でもあります。 今回、うかがった新丸ビル内にあるmusmusも、そんなお店です。

安全こそ美味しさにつながる

食の安全が、今ほど叫ばれているときが、かつて、あったでしょうか。 世界一と言ってもいいほど和食は美味しく、食材もバラエティに富んで います。でも日本の食糧自給率は低く、輸入に頼らざるを得ないという 現状のなか、日々、わたしたちを悩ませるニュースが飛び込んできます。 一体、どこで何を買ったら安全なのか、どのレストランで食べたら大丈 夫なのか・・・・・・消費者がすべてを知ることは困難です。 musmusでは、生産者の見える安全な日本の食材を使っています。安心な ことです。食べる人たちの健康を第一に考え、たどりついた「蒸す」と いう調理法も、わたしたちを安心させます。食材の持っている旨味を引 き出すと同時に、余分な油分を使わず、不要な脂肪分を落とすことにな るからです。安全・安心で健康、それがmusmusのテーマです。そんな日 本の食材を存分に生かしたかずかずのお皿にピッタリのお酒、目当ての 『獺祭』も、ここには3種類、揃っています。

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産地から届いたばかりの
新鮮で安全な食材
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泥つきが自然
おいもゴロゴロ
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「蒸す」料理
美味しそうなメニューです

まずは『獺祭・発泡にごり50』で乾杯。お通しは、露地もののきゅう り、山芋とそばの実の和え物など、酒飲みの食指をそそる5〜6種類の中 から好みのものをチョイスできる心配りがうれしい。イカと里芋の煮物、 蒸し豚と野菜たっぷりのポン酢和えなど、注文しました。musmusの豚料 理に使われているのは、杜仲高麗豚といって、飼料に杜仲茶と高麗人参 を配合した天然の素が配合されています。加熱後もやわらかく、きめ細 かく、おまけに普通の豚肉よりもコラーゲンを多く含んでいるとのこと。 油っぽくなく、でもしっとりしていて味わうほどに甘さが出てくるとい ういいこと尽くし。獺祭のにごりは、切れ味はシャープですがお米の甘 さと味のふくらみのあるお酒だから、相性がいいのは言うまでもありま せん。

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産地の顔が見えます
そして『獺祭』
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イカの味がやさしく
しみた里芋料理
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杜仲高麗豚です!

かわはぎの一種である、うまづらはぎという魚の蒸し物、蒸し器で1時 間、さらに茹でること1時間でトロリと仕上がった豚の角煮、くみ上げ 湯葉など、『獺祭・磨き三割九分』『獺祭・純米大吟醸50』とともに完 食して大満足。魚や肉の持つ本来の旨味や野菜の栄養を損なわないよう に100度以下で「蒸す」ことによって生かされた料理と『獺祭』は、互 いが互いのいいところを引き出し合うようでした。

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ウマヅラハギを初めて食べました
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このかたくちで『獺祭』が出されます

お料理を口に運ぶと、懐かしさと暖かさ、安心感を覚えます。それで いてほかとは違う新鮮さも・・・・・・。『獺祭』を飲んだときにわたしが抱 く感覚と同じ種類のハーモニーを奏でています。次回は家族や友人を誘 って大人数で来ようと思います。だって、何より嬉しいことに、三割九 分と50は、四合瓶でもオーダーできるのですから。

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キレよくコクのある
大好きな三割九分
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汲み上げ湯葉と
お酒はベスト・マッチ

musmusにいて感じる懐かしさと新鮮さは、料理、素材、酒のマッチ ングだけから来るものではありません。インテリアも一役買っています。 タムくんこと、ウィスット・ポンニミットさんによるイラストで飾られ ている店内の壁や照明器具を見てください。ほんわりと優しく、懐かし く、それなのに新しいと思いませんか?

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壁に描かれたタムくんの
イラスト
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懐かしく新しいタッチ

 

来夢来人(ライムライト)へ

musmusを出てすぐの場所に、ちょっとあやしげな雰囲気のバーを発 見しました。来夢来人といいます。入り口を見ると、「女性専用」と の但し書き!おっと、男性も女性と同伴なら入れますのでご安心を。 店内にはなにやら70年代風のレトロな感じが漂っていて、新丸ビルの 中にこんな場所が、と驚かされてしまいます。そしてさらに驚くことに、 来夢来人では、musmusと同じメニューを頼むことができてしまうのです。 『獺祭』も飲めるし、天日干しのお米でできたおにぎりだって食べられ ちゃいます。このユニークさはほかにはないはず。もちろん、カラオケ もできますよ。
実際、その夜、わたしがどれほど飲んだかは、ここでは秘密にさせてい ただきます。悪しからず。(笑)

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安心して楽しめるバーです。
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このお通し、
かなりおもしろいです。

今夜も素晴らしいお酒とお料理に出会える幸せに感謝して、乾杯!

 

蔵元の蛇足

musmusはランチもやっていてヘルシーな野菜料理中心のメニューは 丸の内近辺のOLの女性達にも人気ですが、メタボが気になる私たち オトーさんたちにも最適。
来夢来人はちょっと一昔前のキャバレーか横須賀とか岩国基地の米 兵相手のバーみたい。ところが店内ではそんな時代なんてまったく 知らない年頃の女性客達がカラオケを熱唱。(少なくとも夜目遠目の 私にはそう見えました) このギャップが新鮮。
でも、連れて入ってくれる女性を探さなきゃな・・・・・。
えっ、 お前はどうやって入ったかって? 
実は納入業者ですから、業者特権 でちょっと・・・・・。

(蔵元 桜井博志 記)

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