大平由美の居酒屋めぐり

居酒屋めぐり

第二十二回 よしおか (東京・京橋)

更新日:2009.04.09|居酒屋めぐり|

【ホームページ】http://r.gnavi.co.jp/e038500/(ぐるなびより)

江戸幕府が開かれた当時、日本の中心は日本橋でした。その日本橋から東海道を京都に向かって歩き、まず最初に渡る橋を京橋と名付けたとか。今では京橋という橋もその下を流れる川もありませんが、当時の橋の親柱が、中央通りの高架下に残されています。八重洲と銀座に隣接する京橋は、まさにビジネス街。今回は、日々懸命に働く企業戦士に愛されている「よしおか」におじゃましました。

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地下へ続く壁面に『獺祭』

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昭和通りを少し入ったところにあります

あなたが『獺祭』ファンならば

まずはメニューをご覧ください。

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どこから飲んでいきましょうか

日本酒メニューの筆頭に四種類の『獺祭』!それも550円~600円で提供されているので、お財布の中身とさほど相談しないでも頼むことが出来ます。近隣の酒屋さんでは置いていないものもあり、ファンにはたまらない品揃えではないでしょうか。この夜は、まず『獺祭・遠心分離50 本生』からスタートすることにしました。持ち味の香りに潤され、やさしい味わいに憩い、キレのよさにシャンとなる・・・・・・実に彩りあふれるお酒です。鰆、ぶり、そして鮪のお刺身三種盛りに合わせていただきました。

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まずは一杯 口ざわりのいいグラスで

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お刺身にはやっぱりお酒!

オススメは馬刺しとチーズ

「よしおか」には、お酒に合う肴があれこれあって楽しめるのですが、わたしのオススメは、まず馬刺しです。下バラの部分だそうで、赤身と油部分のバランスが絶妙です。パンチはあるけれど、こってりし過ぎず、なおかつ豊かな味で、『獺祭・純米大吟醸無濾過生 槽場汲み』という季節限定酒と相性がいいと思いました。次なるオススメは味噌漬けにされたチーズ。まるで、お酒の持つ奥行きに、歩調を合わせるように味わいがふくらみます。“チーズにはワインでなくちゃ”と、数年前まで当たり前のように思い込んでいたわたしは、なんと勿体ない年月を過ごしていたのかと、ちょっぴり反省。お酒と食の探検、もっと試みなくては!

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これが馬刺し いい色ですよね

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おつまみに最高の味噌漬けチーズ

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お漬物 ザーサイが新鮮でした

この日、あった『獺祭』は四種類すべて味わいましたが、昨年の夏、はじめて「よしおか」に伺ったときには、二割三分の遠心分離や三割九分など、八種類の『獺祭』をいただきました。経済情勢を鑑み(なにしろビジネス街ですから)、大将の吉岡さんはお酒の価格帯を一新しました。リーズナブルなところでも、極端に味が落ちたりしない良質なお酒だけをチョイスされているとのこと。あん肝ポン酢、鯛の酒盗など、酒飲みにはたまらない肴と合わせるのも、しいたけのはさみ揚げ(これもオススメ!)や地鶏の岩塩焼きなどの腹応えあるお料理と合わせるのも楽しいです。

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飲み比べてみました

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さらに『獺祭』を!

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しめは焼きうどん
お茶漬けもあります

蔵元に望むこと

吉岡さんはお酒や焼酎、ワイン、ビールなど、あらゆるお酒が大好きで、好きが高じて“楽しく美味しくお酒が飲めるお店”をコンセプトに、居酒屋を始めたという強者です。ご自宅には膨大なコレクションがあるとかないとか。日本酒を飲みながらのワイン談義もお聞きできるかもしれません。そんな、通の吉岡さんが酒蔵に望むことはとってもシンプル。
☆味と質を維持してほしい(向上すればさらにGood!)!
そんな意欲のある蔵を応援していきたいとのことでした。
カナダ人のあるジャーナリストの本に、21世紀はブランドの時代で、質よりもブランドが重視されるとありました。もちろん著者はそれを痛烈に批判しているのですが、日本酒の世界にもブランドがあると思い当たるのです。『獺祭』は今や押しも押されぬブランドに育ちつつありますが、蔵元にはいい意味でのブランドとして『獺祭』を育てあげ、質の維持・向上に専心していただきたいと信じ、願うのです。ずっとずっと美味しく飲み続けていられますように。

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昭和の雰囲気が香ります

今夜も素晴らしいお酒とお料理に出会える幸せに感謝して、乾杯!

蔵元の蛇足

ある晩も寺田君と清澄白河の「中尾彬」 (注)と飲んでたら(それも遅れていって、すでに二人は完璧な酔っ払い。当然そういう場合の酒飲みの定法で追いつきすぎてこっちも更に酔っ払いになりました)、後からカメラマンらしいかっこいい白人男性を従えて大平由美さん登場。

この取材だったんですね。でも、びっくり。

(注)清澄庭園前の「かねえ越前屋」のご主人。中尾彬の物真似はプロもびっくり。知り合ったころは若旦那の風情だったんですが、最近とみに風格が出てきて、新若旦那の出現とともに大旦那に名実ともに就任。

(蔵元 桜井博志 記)

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