獺祭ライスミルク

蔵元日記【ライスミルク】

お陰様で、「獺祭が足らない!手に入らない!」とここ数年言われ続けてきましたが、最大原因となっていた山田錦不足も解消され、出荷面においても製造面においても、現在の獺祭は順調に伸びています。

-(農水省の最新の統計によると山田錦の全国生産量は大幅に伸びて62万俵を突破しました。一転、全国的には酒造好適米余りになっているようです。「獺祭が山田錦を買い占めて自分たちは酒ができない」と非難されていた酒造業界関係者の皆様はぜひ、今こそ、山田錦の栽培農家を守ってほしいものです。酒造業界が買い支えなかったから山田錦の栽培が減ったのですから)-

私どもの今年度の山田錦の使用数量は12万6千俵になりました。と、いうことは一俵60kgですから7560トン。全国の食用米の生産数量が年間750万トンと言われますので、なんと、日本のコメの千分の一を獺祭で使わせてもらっている計算になります。これだけの日本の大切な米を預かっているからには、少しでも美味しい酒にしなくてはと思いを新たにした次第です。(購入量は買い支えるという意味からも16万俵(9600トン)になっています。差数は年越えの在庫となります。しかし、この在庫金額、10億円は超えないようですが頭が痛い!!)

ところで、旭酒造の平均精米歩合は35%、ということは65%が糠になるわけですから5千トン弱の糠(米粉)が出るわけです。で、この米粉を使って神戸屋製パンさんでパンを作ってもらったり、とよす製菓さんでおかきを作ってもらったりしているのはすでに御報告の通りです。(実はある銘柄牛の肥育飼料にも使われておりまして、近々それもご紹介できると思います)

このあたりの話はこの蔵元日記を読んでいただいている方は先刻ご承知の話ですが、今回この米粉を使ってライスミルクを発売することになりました。欧米では牛乳や豆乳の代替ミルクとして、アーモンドミルクやココナッツミルクそしてライスミルクなどの穀物ミルクの需要が急増しております。中でもライスミルクはノンコレステロール飲料として人気を博しており、牛乳や小麦などにアレルギーを発症してしまう方のための栄養補助食品です。

ただ、欧米のほとんどのライスミルクは米を加熱・濾過し、それに油と塩と添加物を加えて製造されますが、日本には長い発酵文化の経験と蓄積があります。コメを液化するのに酵素の作用を使うのはお手の物です。獺祭のライスミルクは米粉を酵素の力で糖化させますので、原料は米と水だけです。

しかも、それによって生まれる糖の半分近くがオリゴ糖で、健康効果が期待されるものです。そして、繊維質など豊富な米の外郭部分を使いますから、玄米由来の成分も多く含まれています。

価格的な面も社内で議論になりました。先行商品を見てみると、大多数が自然食品的な扱いで結構高価です。また、一般的な食品流通ルートに流すとそこへのマージンも発生しますし、広告宣伝の要求や多額の販売対策費などが請求される恐れもあります。供給ルートは通販という形での直接販売と、従来からの弊社の獺祭取扱店(その中の希望の店だけですが)に絞ることにより販売経費はギリギリまで削減するという前提で125mlで120円の価格設定にしました。

これにより、販路は一見狭まりますが、ライスミルクの将来性を考えたとき、できるだけリーズナブルな価格で提案することにより従来の大規模流通にとらわれない新しい市場を作っていきたいと考えています。(もちろん、この考えにご賛同いただけるのであれば大規模流通業者とも組むこともあり得ます)

そんなライスミルクにいち早く注目してくれたのが帝国ホテルのシェフ・パティシェである望月さん。ライスミルクの試作品を試飲して最初の感想は「美味しいじゃないの」「これ、米の味や香りが感じられて、お菓子の原料なんかにもすごく良いんじゃないかな」「ただ飲むだけじゃもったいないよ」と高評価でした。

言葉通り、獺祭のライスミルクを使ったパフェを開発し、7/1から帝国ホテル売店のガルガンチュアで先行発売してくれました。この辺りは「昨日の獺祭」に詳しく写真付きで記載されておりますのでそちらを見ていただくとして、確かに一個1260円は少しエイヤッという価格ですが、美味しいですよ。あの美しい見た目通りの味です。

望月さん曰く、「酒造り時に出る米粉というのは今まで日本ではあまり顧みられなかった食品です。これをただ捨ててしまったり、産業廃棄物の一歩手前のようなもので使ってしまうのはもったいない。せっかくだからあっと驚くような美味しいものを作ろう。そうすればさらに素材としての可能性が広がるよ」そんなものに仕上がっています。

 

メールマガジン「蔵元日記」についてはこちらをご覧ください>>

ぬか →米+康

Placeholder image山田錦の、玄米と磨がれたお米

米糠とは精米する際に取り除かれる、胚芽と果皮。
その玄米の部分に約80%もの栄養が詰まっているといわれています。

糠という漢字が「米」と「康」でできていることからもわかるように、健康にいい成分が含まれていることが考えられます。
このライスミルクは、獺祭の酒造りの時にできる、磨かれたお米の副産物の有効利用を考えて作られた商品です。

その、獺祭に使われる最良の山田錦の持つ良さを最大限に引き出すことで、美味しいもの、体にいいものができると考えました。

山田錦の米粉を糖化しています。お米のエキスがオリゴ糖を多く含むライスミルク(山田錦のミルク)に生まれ変わります。

原材料/米粉(山田錦)・水 だけ。

獺祭の米粉から生まれたライスミルクの特徴

Placeholder imagePlaceholder image
  1. アレルゲン27品目に該当しない*アレルゲンフリー
  2. 添加物不使用 *添加物フリー(山田錦の米粉と水のみ)
  3. 国産米使用 (獺祭に使用する山田錦一〇〇%使用)
  4. 植物原料のみ使用
  5. 甘味料不添加

一部の海外産・国内産のライスミルクで、
脂などが添加されている商品もありますが
「獺祭の米粉から生まれたライスミルク」は、アレルゲンフリー。

乳幼児や牛乳などのアレルギーを心配される方には最適な飲料です。
また、美容健康をお考えの方にも、 オリゴ糖が多く含まれているので、
うれしい一本です。

飲料用だけでなくご家庭、お店でお菓子などの原料としても 最適な飲料です。

製品紹介

Placeholder image

125mL×30本

[梱包サイズ]
W309mm×H100mm×D255mm

小売価格:3,870円(税込/送料別)

※賞味期限:製造日より常温で1年

Placeholder image

125mL×18本

[梱包サイズ]
W309mm×H100mm×D150mm

小売価格:2,322円(税込/送料別)

※賞味期限:製造日より常温で1年

Placeholder image

10L(業務用)

[梱包サイズ]
W255mm×H255mm×D255mm

小売価格:7,560円(税込/送料込)

※賞味期限:製造日より常温で3ヶ月

この商品のお取り扱いに関しては、必ずお問い合わせください。お問い合わせはこちら>

栄養成分値(1本/125ml当たり)
エネルギー 86.3kcal 炭水化物 17.8g
たんぱく質 2.3g ナトリウム 7.9mg
脂  質 0.8g 食塩相当量 0.02g

販売につきましては、9/5より獺祭Store Web店で販売を開始いたしました。

獺祭Web店[https://www.dassaistore.com/]

Placeholder image

獺祭Store 京橋店

〒104-0031
東京都中央区京橋3-1 東京スクエアガーデン B1
TEL.03-5542-1623

[Store] 月ー土 11:00−20:00
Placeholder image

獺祭Store 本蔵店

〒742-0422
山口県岩国市周東町獺越2128
tel.0827-86-0800

[Store] 月ー日・祝 9:00−17:00
Placeholder image

獺祭Store 博多店

〒810-8680
福岡県福岡市中央区天神2-5-35岩田屋本店B2
Tel.092-752-3188

[Store] 月ー日・祝 10:00−20:00