参加いただいた皆様、そしてサポート頂いた皆様に感謝いたします。三年ぶりに再会することとなりましたが、数日が経過した今でも心はまだ興奮と感謝でいっぱいです。キーボードを打ちながら、獺祭に関する見聞を皆さんと共有できればと思っています。

「獺祭の会」は各地で開催されるイベントで、実際にはパーティのような雰囲気です。獺祭が好きな友人たちが一堂に会し、社長の桜井も台湾を訪れ、お互いの近況を交換しました。このイベントは毎年開催され、皆さんは特別なリマインダーなしでも自然と集まる黙契がありましたが、世界的なコロナの影響により、2019年の獺祭の会の後は中止されました。

しかし、コロナを乗り越え、待ち望んでいた再会を迎えることができました。

この3年の間に私たちはこの再会の機会をより重要視するようになりました。皆様の要望にできる限り応えるために最大限の努力をすることを話し合いました。台中で初の開催を果たし、200人が参加できる会場が予約されました。準備期間中、会場の視察に行くと、広大な宴会場を見ながら、話すと回音が響きます。入り口からステージまでの距離が長く、心の中で3年間待っていたこの道のりがついに終わると思いました。

久しぶりの会という事で色々な地域から来てほしく、従来の台北から離れ、中部地域での開催となりました。おかげさまで当日は台中地域の客様に加え、台北、桃園、台南、高雄からも客様が訪れ、各地で獺祭を愛する人々にお会いできて、大変嬉しく思っています。また、とにかく美味しいお店にこだわりたいと思い、上品で美味な広東料理で台中地域で知られている頂粵吉品というお店で開催させていただきました。お陰様で料理も大好評でした。

お客様が入場し始めると、「こんにちは」というよりも「お久しぶり」と言う言葉がよく使われます。懐かしい顔ぶれがたくさんおり、獺祭の年に一度の約束を忘れなかったことに非常に感謝しています。

今回の獺祭の会は、入場前に獺祭45スパークリングのウェルカムドリンクが用意され、美しい花のアレンジメントが施されたテラスの高いバーカウンターが設置されました。そこではお客様の皆さんが夕日に照らされながら、のんびりと獺祭を楽しむことができました。当日の会場では7種類の獺祭が用意されました、最高級の磨きその先へや獺祭梅酒、最新バージョンの獺祭23遠心分離など、もちろんクラシックな獺祭も準備が整っていました。

宴会場内では、200人のゲストが入場するにつれて、最初は広々とした空間も徐々に埋まっていきました。会場内は活気に満ち、乾杯の音と笑い声が交錯し、会話が弾んでいました。社長の桜井は各テーブルに皆様と挨拶を交わし、ともに楽しく乾杯させていただき、参加してくださった皆さんに心から感謝を伝えさせていただきました。

過去の3年間、私たちはより美味しい獺祭を醸造することに努めてきました。そのため、桜井のスピーチの一節を引用して皆様と共有したいと思います。

「私たちの特徴の一つに日本の酒蔵で最も多くの醸造スタッフがいること。最高のものを作るために、人の手間もとことんまでかけていきます。

また私たちは発酵経過のグラフなど様々なものを分析し、見える化しますが、それは昨日と同じ獺祭を作るためではありません。逆に、私たちが追求しているのはより美味しい獺祭であり、毎日昨日よりも進化し続けることです。そのためにデータも必要な手段なのです。今座っている皆様が楽しんでいる獺祭は、現時点で最も美味しいと私たちが信じる獺祭なのです」

今後も年々獺祭を楽しみながらお会いできることを期待しています。また来年お会いしましょう。

特に開元食品の大きな協力、および頂粵吉品に提供して頂いた美味しい料理に対して、私たちは特別な感謝を申し上げます。同時に、会場で働いてくれたスタッフの皆さんにも感謝の意を表します。皆様のおかげでこのイベントは順調に進行することができました。

 

文責:Zoey